人は、好みがありますから、当然好きなものもありますよね。食べ物もテレビもゲームも人であっても、何となく好きと何となく嫌いという感情は持つと思います。
 では、そこから学習につなげる話を一つ。
 どんな子どもでも比較的できる、得意だと思っている教科があると思います。その教科について、どうして好きなのか、聞いてみてください。
 おそらくほとんどの答えが「できるから・わかるから・楽しいから」となるのではないでしょうか。
 であれば、どんな教科に対しても「できる・わかる・楽しい」という感情を与えられるように意識をしていけば、好きな教科に変わるということです。
 私の昔の教え子に「数学と理科は得意」と自分で言っている子どもがいました。ところが、理解度で言うとはっきりいって全くできていない、というくらいでした。しかし、私が見るようになって「得意で好きなのだから、もっと丁寧に考えること」ということを伝えると、気持ちの上で「できて当然なはず」という気持ちが芽生え、丁寧にやって実際に点数が上がっていってくれました。
 そして次はその子に「社会も英語も国語も、やればできるようになるんだから、できない教科も、できないことは何も言わない。まずはやりなさい」といって、まとめを作ったり問題を解いたりをとにかくやるようにさせました。するとやればやっただけ、やはり点数が変わっていったのです。その子はたいして学習もしないで「できない」「苦手」と決めつけていたのです。できるようになってからは、社会なんてものは数学よりもできるようになってしまったので、すすんで自分で学習するようになってくれました。
 好きな理由というのは、その子ががんばる理由と言うことです。
 そこをくすぐって、しっかりと指導していきましょう。




関連記事

この記事はお役に立てましたか?

1つ星2つ星3つ星4つ星5つ星 (まだ評価されていません)
読み込み中 ... 読み込み中 ...

アクセス数:177